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フランケンシュタインの恋 二次小説

永遠の命 限りある命 1

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僕は人間じゃありません。
父によって作られた、恐らく怪物と呼ばれるいきもの。

いえ、人間にしろ植物にしろおよそ生き物であればいつかは死ぬもの。
命には限りがあるものですから、僕は生き物ですらないのかもしれません。
僕は、死ぬことができないのです。

父は、「お前は考える植物だ。」といいました。
森の木や草に個々に名前が無いように、だからお前には名前がないと。
お前は植物だから、人と触れ合わずとも森の中で木々とともに幸せに生きられると。

父と二人、晴れの日はキノコを採りに出かけまた小鳥と戯れ、雨の日は二人の家で書物を読み穏やかに暮らしました。

父に死が近づいたある日、父は僕に言いました。
「私が死んだら、この薬を注射し雷を待って私を蘇らせるのだ。そうすれば、お前と共に永遠に生きることができる。
お前を一人にはさせぬ。私たちは家族だ。
神はお前に永遠の命を得る機会を下された。
私にもきっとお前と共に生きることをお許しにになるに違いない。」

しかし、父の死後雷が起きることはなく、父の死体は朽ちてゆきました。
きっと、これ以上怪物が増えることを神はお許しにはならなかったのでしょう。
それとも、人間を殺してしまうかもしれない怪物を生んだことを神は悔いておられたのでしょうか。

僕はあの日、目覚めた時あの人に触れて死なせてしまいました。
僕を知っているかもしれない人だったのに、僕のことを教えてほしかっただけなのに。

僕はあの時きっと恐ろしい姿をしていたのでしょう。

父の薬と雷の力で細胞が蘇ったばかりで身体が急激に変態していたからです。

僕の顔を見た時、知っている人だと思ったのに恐怖に顔が引きつりあの人は逃げていった。
それが悲しくて、何かをするつもりじゃなかったのにただ追いかけました。
僕のことを教えてほしかった。
怯えないで、というつもりで、つい柔らかな頬に触れてしまった…

僕は人間じゃありません。
父によって作られる前は人間だったそうですが、人間として生きていた時の記憶も死んだ記憶もありません。
ただ、こうして話すことができたり字を読むことができるということは(父から学んだということもありますが、初めから父とは話すことができました。)やはり人間だったのかもしれません。

父が死んで一人きりになり、長い長い時間が経ちました。
ある時、山の中で箱のような物を拾いました。
家に持ち帰り電気をつなげつまみをひねってみると音が出ました。

それは、ラジオというものでした。

父は、森の中で植物として生きよといいましたが、僕の中にある人間であった時の記憶のなせる業なのでしょう、人が恋しいのです。
小鳥やウサギや木々は話しかけても答えてくれません。
感じることはできても、淋しいのです。
僕は、人の声が聞きたかったのだと思います。

ラジオは僕の慰めになりました。
毎日、ラジオを聴いているうちに「天草」という人を知りました。
三時になると天草がいろいろな悩みに答えてくれます。
三時は、人間の世界では『おやつの時間』というようでした。
だから、天草は『おやつの男』と呼ばれています。

人間は、色々な悩みを持っているようです。
天草は、その悩みに一生懸命考え応えてくれます。
天草に、僕のことを知ってもらえたらいいのに。

ラジオのお陰で声を聴くことはできるようになりましたがそれでも人が恋しくなると、街が見えるところまで山を下りました。
街を見下ろしていると長い間に、人がずいぶん増えたことがわかります。
いつの間にか背の高い建物が増え、夜になると夜空の星々の数より家の灯りの方が多くなりました。

あの灯りの数だけ人の暮らしがあり家族が暮らしていると思うと、なぜ僕だけが一人なのか、このまま死ぬこともできずにずっと一人で生きていく意味が分かりません。
なぜ、僕はここにいるのでしょう。

あの日も、人恋しくなって山を下りていきました。
夜だからと、つい油断して人の来るところまで行ってしまいました。

あの人は、夜遅くだというのに山に向かって駆け上がってきました。
悪い男たちに追いかけられている!と思ったとたん、僕は変態していました。
男たちは僕の姿を見ただけで驚き気を失いました。

気持ちの高ぶりが収まり胞子が落ち着いてから、あの人を抱えて安全な場所まで降りていきました。

あの人は、昔僕が死なせてしまった人に似ている気がしました。
でも、そんなはずはない。
もう、120年も経っているのです。
若い姿のまま人はそんなに生きることはできません。

それでも、あの可憐な人に似た人に会えたことが嬉しかった。
僕が死なせてしまったあの人に似た人が、今幸せに生きているのだということがとても嬉しかった。

僕は人間じゃありません。
でも、人間が好きなのです。たぶん。
人間と一緒に生きたい。

けれども、それはできないのです。
白い胞子をまき散らし変態してしまったら、また人を殺してしまうかもしれないからです。


何者か 尋ねられても わかりません
       人間ではない 怪物かなにか

死ぬことも 生み出すことも できぬまま
         生きてく意味を 誰か教えて 






凝りもせず、途中放棄のお話が山ほどあるのに「フランケンシュタインの恋」に手を出してしまいました。

本編はラブストーリーなのに、相も変わらず暗いお話です。
もう、ラブラブあま~いお話は無理と諦めております。

頭の中に沸いてしまった妄想を抱えているのはしんどいので吐き出しているだけというお話です。
1 と打っている以上続くつもりではありますが、どうなるかわかりません。←無責任。スミマセン
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