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フランケンシュタインの恋 二次小説

永遠の命 限りある命 3

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「サキさんを研究所まで送ったら、こちらには戻らずに今日は家に帰るといい。

私も今やっている培養が終わったら、恐らく2.3日のうちには家に戻るから。」


「わかりました、お父さん。それでは、サキさんをお送りしてまいります。」


「頼んだよ。じゃ、サキさん気をつけて。」


「失礼いたします。」


上ってくる時と同じように、彼は私の手を取り山を下る。


「あの、もう大丈夫ですわ。だいぶ緩やかになってきましたから一人で降りられますので。」


「そうですか…?残念だなぁ…。こんな綺麗な人と手を繋いで歩くことなんてこの先きっとないだろうに。」と名残惜しそうに手を放す研さん。


研さんの温もりが離れてしまうのは、私も、少し…名残惜しくはあったけれど、そんな気持ちを気取られてしまっては恥ずかしいので軽口をたたいてみる。


「綺麗だなんておっしゃっても何もご褒美は出ませんわよ。それとも、いつもそうやって女の方を喜ばせていらっしゃるのかしら?女性を誑かす(たぶらかす)なんて悪い方ね。博士にご注進しなければ。」と軽く睨むようにすると


「誑かすなんてとんでもない!ほんとですよ。参ったなぁ…」と困る顔がとても可愛らしく感じた。

男の方を可愛らしいなんて、私もどうかしているけれど。


そんな風に歩いているうちに森を抜け、少し開けて街が一望できる場所に出た。


「まあ…、なんて綺麗…。

来るときにもここを通ったはずですのに、登ることに夢中で、ここからの眺めがこんなに素晴らしいなんて気づきませんでしたわ…。」



「海岸線まで見渡せて、美しいでしょう?

僕もここからの眺めが好きで、山の研究室に来たときは時々ここで岩の上に腰かけてぼんやりとすることがあるんですよ。」


「ここで、何か考え事をなさるんですか?」


「考え事…?そうですね…なんだろう。別に何か考えるわけでもなく、ただ、ぼうっと綺麗だなって。」


「さきほどご病気をお持ちだとおっしゃってましたけれど、難しいご病気なのですか?」


「ええ、原因も直し方もわからない病気です。普段は、こんなふうに何でもないんですけれどね。

発作が起こったらいつ死んでもおかしくないんですよ。

でも、そのことで悩んでいる…とかではないんです。

人間は、誰でも死ぬじゃないですか。僕の場合は、たぶん人より早いだろうけれど、誰だっていつ死ぬかはわからないわけで。明日かもしれないし、今日かもしれない。10年後かもしれないし、100年後かもしれない。ただ、今日を一所懸命生きるだけです。」


「研さんは、怖くは、ないんですか?


私も…実は、幼い頃より頭痛がすることがあって、どうやら治らない病気のようなんです。

家の家系の女性にだけ時々同じような病気で生まれるらしく、私の大叔母も同じ病気で若くして亡くなったそうです。


だから、こうしてこんな齢になっても嫁にも行けず働いております。


私は、怖いです。希望も持てず誰からも必要とされずどうしてここにいるのかしらって…。


ごめんなさいね。こんなお話して。


私、山に登ったのって初めてなんです。大きな木があってびっくりしましたわ。


それと、キノコって少し気味が悪いと思っていたのですけれど、こうして森の木々の中にあると、何かかわいらしくて綺麗なんだなって。


街の中で過ごしているときは、なんだか色々なことに汲々としてあれこれ悩んで、こんなにも世の中には美しい物がたくさんあって、自分の暮らしている場所がこんなに素敵なところだなんて気づきもしないんですね。」


病気の話などするのではなかった…


街に入り、並んで歩きながら次第にうつむきがちになってゆく。



重たくなってしまった気持ちを振り払うように



「研さんは、研究所にはいらしたことはあるのですか?裏から入ると、桜の木があるんですの。ご存知ですか?」


「いえ、研究所には行ったことが無くて。」


「じゃあ、ご案内しますわね。今ちょうど綺麗に咲いているんです。」




「ああ…本当に綺麗だ。 二人だけで見られるなんて、贅沢ですね。


ずいぶん立派な木だけれど、いつからここに生えているんだろう。」



「木はいいですね。長生きだし、ここを動かなくてもいいし。


ただ葉を茂らせて、花を咲かせて。それだけで、いい。


何もしなくても、何もできなくてもここにあるだけでいいんですもの。」




「サキさんって、思った通りの方ですね。」


「え?」


「父はめったに仕事の話はしないんですが、時折サキさんのお名前が出ることがあって。そんな時、父は少し楽しそうで。

ここの研究所に来てから少し若やいだ気がしますし。

今日も朝から父は機嫌が良かったんですよ。


ですから、きっとサキさんは綺麗で優しい人なんだろうなって想像してました。

父は、ひょっとしてサキさんに恋をしているのかな。

サキさんは、父のことどう思っているんですか?」


「私は、ただの助手ですわ。博士はご立派な方で、私などふさわしくありませんし、博士は私の病気のこともご存じなので優しくしてくださるだけなんです。」


「ほんとうに?

だったら、僕がサキさんのことを好きになっても構いませんよね。」


「ダメです、そんなこと。いけません。」


「どうして?あなたに病気があるからですか?

そんなこと僕たちには関係ないじゃないですか。

僕もあなたも病気を抱えていて明日をも知れないけれど、今ここに一緒にこうして桜を見ているじゃないですか。

それだけでよくはありませんか?


桜が咲いているのを見れば、誰だって美しいと思うではないですか。その気持ちを止めることなんてできない。僕の気持ちも同じことなんです。


今日はあなたに逢えてとてもいい日でした。


好きな景色を一緒に見られて、こうして桜も眺めることができて。


このお地蔵さんに一緒にお参りしませんか?

また、二人で良い思い出を作ることができますようにと僕は祈りたいんです。」と彼は綺麗な目で笑った。


私は、もう何も言わず頷き二人で並んで手を合わせた。


でも、結局それきりあの日まで彼と会うことはなかった。




未来など ないかもしれぬ 吾らだが

        今を君と 居たいと思う






皆さん、こんにちは。
近頃思うのですが、ブログで二次小説を書かれる方っていなくなってきているのでしょうか。
韓ドラの二次の方は健在のようなんですが。見つけられないんですよね。日本の作品の二次小説ブログ。

若い方は、ブログではなくツイッターとかぴくしぶなんですかね。
『空飛ぶ』を見た後探したとき見つからなくて、ぴくしぶにいっぱいあるのを発見し、それから出入りするようになりましたが、どうもまだ慣れないというか…

ツイッターとかぴくしぶとかお若い方が多い感じで若干居心地が悪いというか、一人で浮いてやしないか???とびくびくしながらそれでもやめられずにおります。

「フランケンシュタインの恋」4話まで来ました。
韓ドラにしばらく馴染んでいたので、まだまだこれから気分でいたらもう今週5話折り返し地点ですよね。
あと半分しかないの?悲しい!!!
20話って長いよ、見返すの大変だよって思ってましたけれど(長いのは40話とか60話とか100話もありますからね!)、10話とか11話とかもう終わっちゃうの~って淋しさがあります。

6月になったら「武曲」ありますけれど、(こちらは研吾さん)もう少し天使の研さん見ていたいです。
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