「屋根部屋の皇太子2次小説」
それぞれの時

それぞれの時 イ・ガク 3

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イ・ガク3


芙蓉池の畔に佇みながら、イ・ガクは今日もパク・ハのことを考えていた。


元気でおるだろうか・・・

一人きりで屋根部屋にいるのだろうか・・・

一人では、あの家も広かろうに・・・



二人でよく行った、あの丘にもう一度行きたい。

見晴らしが良くて、心地よい風が吹いていた・・・



ここでは、王宮の外に出ることもままならない・・・。

まるで籠の中の小鳥だ・・・。



「世子様。そろそろお入りくださいませ。風が冷たくなってきております。」

「うむ・・・」

しかし、イ・ガクは動かなかった。





しばらくたって、一人の若い女官がやってきた。

「世子様。夕餉の支度ができておりまする。」

「わかった・・・」



「待て・・・。

見ない顔・・・じゃな。名はなんという?」


「はい。胡蝶と申します。一月前に御殿に上がりまして見習いをしておりました。

本日より、世子様付きを命じられましてございます。」

「そうか・・・。

いくつに相成る。」

「13でございます。」


「ふむ・・・。

胡蝶・・・。面を上げよ。」

イ・ガクは胡蝶の顔しげしげと見た。

・・・・・

「夕餉の給仕はそちがせよ。他のものは下がらせてよい。

大勢に取り囲まれていては、落ち着かぬ。よいな。」


「はい・・・。かしこまりました。」


胡蝶は困惑していた。

いきなり世子様のお側で給仕するなんて・・・。

粗相をしたらどうしよう・・・。困ったわ・・・


世子様付きになったからといって、新入りなど、どうせ下働きでお姿を見ることなどないだろうと高をくくっていたのに・・・


おろおろしている間に、イ・ガクはかまわずずんずん歩いていってしまった。


大変!

胡蝶は慌てて、小走りでイ・ガクの後についていった。





突然に 現れた少女 すうるりと
       心の隙間に 忍び込んだか

顔立ちも 似ていないのに どうしてか
        心許したくなる 不思議な乙女



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