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「妄想小説」
韓の国の人

韓の国の人 1

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韓の国の人 1


夏休み前だからだろうか。

それともそういう時間帯なのか、機内はさほど混雑していなかった。


初めての海外旅行。

緊張していたのかもしれない。

隣にどんな人が座っているのか、まったく気づかなかった。


やがて飛行機は水平飛行に移り着席ランプが消えた。

ふと見ると、隣の席は若い男性だった。

やや窮屈そうに座っている。


ああ・・・エコノミーだから狭いのね。

背が高い人なんだわ。

私はちびだから余裕だけど・・・


それにしても・・・この人・・・


夏とはいえ、短パンにビーチサンダル・・・若いわねぇ・・・

足、冷えないのかしら?

見ているだけで、こっちの膝が痛くなりそうだわ・・・

それに・・・下はビーチサンダルなのに、頭はニット帽?

う~ん、ファッションって分からん。


私はファッションが苦手だ。

ちびデブだから選ぶ範囲が限られているし、もともとセンスがないのだ。

だから、服を見る楽しみというのが分からない。

洋服屋さんで服を選ぶというのは、私にとって拷問に等しい。


あら・・・いけない・・・隣の人をこんなにまじまじと見るなんて。失礼よね。


鞄からごそごそと本を取り出し広げた。

私は、本を読み始めると周りの音が聞こえなくなる人間。

だから、たちまち本の内容にのめりこみ、隣人の存在も一瞬忘れた。



あれ?

隣の若い青年ががさがさと鞄の中を漁っている。

「あなた、ちょっと手をお出しなさい。いいから・・・、手。」


いきなりのことに躊躇するのも構わず、ひったくるように右手を取ってツボを押した。

手のひら、そして手の甲。

「そっちの手も。」

「はい・・・」

「楽になったでしょ。朝、出かける前に吸入するの忘れたの?

はい、今度は、足。

私どくから、座席の上に足を乗せて。」

「いえ、もう大丈夫です。ありがとうございました。

あとは、薬を吸入しますから・・・」

「いいから、遠慮しないの。どうせ素足なんだし・・・

痛いかもしれないけれど、足の反射区の方が効くわよ。ほら。」

「いて・・・」

「少し我慢、ね。」

狭いエコノミーの座席の上に長い足を縮こませている様は滑稽でもありややかわいそうでもあったが・・・


「はい、おしまい。もう、薬はいらないんじゃないかしら。すっかり収まったみたいよ。」


手を洗いにトイレに立った。

ついでに、キャビンアテンダントにひざ掛けと温かい飲み物を頼む。


席に戻ると、彼は嫌がりもせず素直に足元を温めていた。


「あの・・・ありがとうございました。

お医者様ですか?」


あら、サングラスをはずしたら、かわいい顔してるじゃない・・・


「いいえ、そんなご大層なものじゃないわ。

息子がね、あなたと同じくらいの歳なんだけど、喘息もちなの。

今はもうほとんど治ってしまったけれど。

小さいころ、発作が起こるとかわいそうで。

それで、役に立つかなって、少し勉強したのよ。

だから、隣でぜえぜえしていると、つい気になって・・・


いきなりごめんなさいね。

びっくりしたでしょう?


でも・・・足元を冷やすのは感心しないわね。

足湯とか、してる?

今は薬が良くなったからコントロールが楽になったけれど、油断しないで薬がいらない身体を作っていくほうがいいと思うんだけれど。


わかっているわよね。余計なお世話だったわね。ごめんなさい。」


「いえ、本当に助かりました。ありがとうございました。

母にも、良く同じことを注意されるんです。


韓国へはご旅行ですか?」


「ええ、初めてなの。海外旅行って。

だから、ちょっとどきどき。韓国語もよく分からないし。

あなたは?」


「仕事の帰りです。

日本には、仕事で時々。以前ほどではないですけれど。」

「あら、韓国の方なのね。

日本語が上手だから、日本人かと思ったわ。」


「あの・・・僕のこと・・・ご存じないんですか?」


「どこかで、お会いしたかしら?」



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2013年07月19日11:30


beckaさんの「あなたを知らない」に想を得て書いたものです。
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