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「屋根部屋の皇太子2次小説」
それぞれの時 朝鮮にて

それぞれの時 イ・ガク 7

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夜半。道を行きかう人もいない・・・

チサンのおむらいす店の裏戸をほとほとと叩くものがいた。


「お待ちください。申し訳ありませんが、今日はもう仕舞いでございます。」


「チサン。私だ。ヨンスルだ。御微行じゃ。」


御微行?この時刻に、世子様?

チサンは慌てて戸を開けた。

「世子さま、なにごとでございますか・・・?」

イ・ガクの顔が・・・憔悴しているのが見て取れた。

「チサン。済まぬ。どうしたらよいかわからぬのじゃ・・・。」


「水を持ってまいります。まずは、落ち着かれませ。」

「酒はないか。酒が欲しい・・・」

あ~あ、なんだか知らないけれど、世子様、相当荒れていられる・・・まいったなぁ・・・

「申し訳ありません。酒は置いておりません。」本当は、あるんだけど。飲ませないほうがいいよね。


「何もする気が起きぬ・・・何も食べなくはない・・・妃など・・・要らぬ・・・」


「ヨンスル兄。どうされたんです?」小声でチサンは尋ねた。

「いや、私もよくは分からないんだが、夜半に急に呼ばれて、しのびでチサンの元に行きたいと仰せられて・・・。

女官長の話だと、ここ数日胡蝶が臥せっておるらしい。そこに持ってきて、いつまで一人身でいるのだと攻められたらしく・・・。荒れていらっしゃる・・・。」


「そこで何を二人でこそこそ話して居るのだ。」


「いえ、なにも・・・」二人は声を合わせて答えた。


「チサン。どうしたらよい。私は、妃など置きたくはないのだ。

籠の鳥になって、権力争いの只中に置かれて・・・それが、女子の幸せであろうか・・・?

私は、誰も幸せにできぬ男なのか・・・。誰も幸せにできぬ。情けない人間よ、のう・・・。」


イ・ガクは酔っているのか、一人ごちては涙を流した・・・。

プヨンも、パク・ハも・・・。私を愛したが故、つらい想いをしたのではないのか・・・?

誰も愛さぬほうが、よいのかも・・・しれぬ・・・。

だが・・・淋しいのだ・・・プヨン・・・パク・ハ・・・どうしたら、よい?


「世子様。らしくございませぬ。どうなされたのでございますか。

胡蝶がお気に召さぬなら、お暇をおおせつかればよいこと。なにをためらっておいでなのです。」


「いや、別に気に入らないのではない。そうではなく、そうじゃなく・・・わからん。

ここ数日、胡蝶の顔が見えないと、何か落ち着かないのだ。

私が見ていないと、そそっかしいし、幼いし、なってないのだ・・・。

それだけなのに・・・、おかしい。何か、変なのだ・・・


この辺が・・・苦しくて・・・苦しくて・・・私は、どうしたのだ?」


「世子様。それは、恋煩いでございましょう。パク・ハ姉の時にも経験なさったでありませんか。

まだお分かりにならないのでございますか?」


「恋煩い?私がか?胡蝶に?そんな・・・ばかな・・・

なぜわかる?どうしてそちに分かるのだ!」


「恋愛の達人でございますから。少なくとも、世子様よりは・・・」


上から目線で言われて、イ・ガクはぺしゃんこに凹んだ。


「どうしたら・・・よい。」

「簡単なことでございます。御寝所にお召しになればよいのでございます。か・い・け・つです。」


「いや、そのようなこと・・・不憫ではないか。あれは、まだ子どもだぞ。いかん。それは、いかん。

あれにだけは、手を付けぬと決めておる。」

「なぜでございます?パク・ハ姉に操を立てていらっしゃるとか???」


「あ、いや・・・あわわ・・・」しどろもどろ・・・


チサンは覚悟を決めて、手を着いた。


「世子様。もう、お覚悟を決めなされ。

我らが、あの時代に参ることはもうございませぬ。

パク・ハ姉に会うことも、もはやないと存じます。

世子様が他の女子を遠ざけるということは、パク・ハ姉にも同じ事を求めるということでございますか?それが、世子様のお望みなのでございますか?

テヨン様も近づけず、一人でいよとお思いなのですか?」

イ・ガクは答えに詰まった。

そうなのか?そんな風に、パク・ハをがんじがらめにしたいと思っているのか?


そうではない。いつも笑っていて欲しいと・・・ねがって・・・いるのだ・・・ほんとうに・・・

泣かないでくれ・・・パク・ハ・・・




「チサン・・・ヨンスル・・・すまなかったな・・・宮殿に・・・戻る・・・」


「世子様。お見送りいたしまする。」

「いや、ヨンスルがおるから、大丈夫じゃ。

まいるぞ・・・」

二つの影が、闇を行く・・・



その後には、いつの間にかチサンとマンボがいた。


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2013年06月04日22:05
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